企業の目的と、媒体としての目的と、ブロガーとしての目的と、
その3つを全て理解して、
一番いいところに落とし込んで、
一番高い効果を生み出していくことはなかなか難しいモンだ、
と最近再認識しています。
以下は、WOMMAが定めている倫理規定です。
↓
====引用=====
米国WOMMA(クチコミマーケティング協会)が定める倫理規定
消費者に報酬を渡しながら、企業との関係を明らかにすることなく、商品推奨を依頼する行為をしない。
消費者同士のクチコミにおいて、サクラを起用したり、覆面マーケティングを行わない。
クチコミで何を言うべきかを消費者に指示しない。
クチコミ唱道者の本当のアイデンティティについて、消費者を混乱させたり誤らせたりする開示は行わない。
クチコミマーケティングプログラムに子供は関与させない。
競合企業のネガティブな情報流布を目的とした活動などを行なわない。
既存ビジネス慣習を理解し、既存ビジネスで認められている手法は、その領域では継続して活用する。 (例:BtoC領域でこれまで行われている自動車評論家とのリレーション活動等)
クチコミマーケティングを提案・受注する際には、広告主にこれらのリスクの説明を行う。
最近、よくブログにも書いていますが、pey per postの問題が周囲でもよく話題になります。
「これはpppなのか?そうじゃないのか?」
「これってpppっぽい。」
とかね。
クチコミとペイパーポストの違いは、広報と広告の違いと同じだと思っていて。
広報=企業が発信する情報は操作できない
広告=企業が発信する情報を操作する
ブログでのクチコミでいうと、企業はブロガーが書く内容は操作できない。これがブログでクチコミを考えるときに大事なことだと思う。
すると、ペイパーポストとクチコミとの具体的な違いは、
1)記事投稿に対して報酬が払われることはない
2)記事内容に指定条件はない
3)実際に体験した内容を、事実をもとに書く
4)記事投稿数のコミット(保証)はない
だと思っていて、一番大事なのはやはり、
【実際に体験した事実をもとにした記事】だと思っている。
そうじゃないと、そもそもクチコミじゃないでしょう。
倫理規定の3にあるような、
「クチコミで何を言うべきかを消費者に指示しない。」というのは、
そもそも、「指示したらクチコミじゃねーじゃねーか。」って。
クチコミって、最近はWEBの世界で話題になっているけれども、きっと女子高生の間では、友達同士の会話やメールで発生しているものなんだと思う。
自分が高校生のころを思い出してもそうだったでしょう。。。
友達が使っていたマスカラを薦められたり、
友達が履いていたルーズソックスを買ってみたり、
新発売のお菓子が美味しいって聞いて買ってみたり。
クチコミはやっぱそうゆうもんなんだと思う。
自分が実際に体験したからこそ、友達や周りの人たちに自信を持って薦められるモンでしょう。
そうしないと、そもそも周りからの自分の信頼性がどんどん薄れていく。
それをただ、ブログを使って、友達だけではなく多くの人に伝えられるようになった、という。
ただそれだけのことで。
ブログで根も葉もないことを書いてばっかりいると、そのうちそのブログを信頼してみてくれる人もいなくなりますよーーーってことでしょ?
難しく、これはこうなんじゃないかとかそうゆうのってあんまり考えたくないなぁとも実際思う。
単純に、「いいものはいい」って言うことを、人が人に伝えるのをお手伝いしたいだけなんですがね~。
ペイパーポストを使うことによって、得られる効果というのは通常のポータルにバナーを掲載したのと大体同じくらいの効果だと思う。
1impあたり○円、のような形で出稿しているのと同じ感覚なのでは?
だって、企業は発信する内容を操作し、記事単位で媒体主に掲載費が払われるのだから。
記事投稿の指定条件に達しないと報酬は払われない=
発信したい内容がちゃんと発信できなかったら掲載費は払われない
ってことでしょう。
これはただ単に、ロングテールを使って広告出稿しているのと同じ感覚であって、クチコミが広がっていると思ったら大きな勘違いで。
逆にここからクチコミが生まれることはないと思う。
これは自分がブロガー視点で考えても同じことで。
昔からこうゆうサービスは個人的に結構好きで、いくつかのサービスに登録している。
・B-Promotion
・ブログ広告.com
・ブログクリップ
・プレスブログ
・パブログ
・CyberBuzz
・buzzLife
・BloMotion
・A8Buzz
・コラブロ
・ブログのカンヅメ
・トレンダーズ
・ブロコミ
・アクセストレードレビュー
・たねぶろ
・ビークルー
・ブロゲット
・buzzmo(バズモ)
(あげたらキリがないので、ここらでやめます・・・)
(実際稼動しているのはこの中でも一部でしょう。。。)
ペイパーポストを実施するメリットとしては、こうゆうサービスに登録しているユーザーへの訴求効果というのもひとつあると思う。
でも、逆にそうゆうユーザーは、その辺のブログでクチコミ記事を読んでもそう簡単に信じることはなくなっていくんじゃないでしょうか。
自分が記事広告を書いているからこそ、周りの記事も全て疑わしく見えてくる。
(って、これは自分が素直じゃないだけなんじゃ・・・・とも思いますが、)きっと多くの人もそうなんじゃないでしょうか??
(違うかな。。。)
ペイパーポストに参加するブロガーほど、ブログでのクチコミ記事を信じない傾向になるのではないか、という感じがしています。
これは個人的な感覚で。
ちょっとそうゆうデータがあったら見てみたいです。
たとえ、純粋なクチコミであっても。。。おそらく知人であったり著名人、αブロガー以外だったらまず疑う。
そんな人が増えてきたら、そもそも一般ブロガーを使ったクチコミマーケティング自体が無くなって行きますね。
最近は1個人のブログの力というものがすごく大きくなってきていて、企業はそこに対して価値を見出し、PRをしているわけですが、
こうゆう問題が大きくなってくると、そもそも1個人のブログの価値っていうのがどんどん小さくなってきてしまいます。
そもそもブログはそうゆう使い方をするために作られたものではないと思うけれど、結果的に今のような、企業にもブロガーにもメリットのある使い方がされているわけで、それをもっといい方向にできればいいなぁ、と考えています。
だからこそ、知識はすごく大事だなぁ、と思っていて。
曖昧な知識や個人的な感情で「こうするべき」みたいなことは言っちゃいけないと思うし、
企業目線や媒体目線、そしてブロガー目線を全てを理解するまではいかなくても、考えることはもっと大事だと思う。
既存のわかりやすい企画もいいけれど、
企業ごとに目的や思いは違うのであって、
「それを実現するために私はいるんです。」っていえるくらいに知識と体力と根性?をつけていかねばな。
(´∀`)
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